大阪府家具工業組合とは?
大阪府家具工業業界の沿革
和洋家具の統一的発展
大阪地区における木製家具製造は古く江戸時代にその起源を遡り、いわゆる指物師としてのなりわいは大正時代まで引き継がれてきた。とりわけ桐タンス、唐木家具は特筆される貴重な遺産である。しかし、これらはすべて和家具の場合であり、洋家具もふくめての統一的発展は、明治初期以降のことである。
家具業界の蘇生
戦時翼賛体制のもとに国民の住生活は特に窮乏を強いられたが、第二次世界大戦の終結を持って戦災復興、駐留軍の特需等が一驚に拍車をかけ、家具業界は蘇生した。
その後十数年、活発な需要が量産体制を促進し、おのずから加工技術の高度化をもたらせたが、一方、この間には地場産業として行政の手厚い優遇を背景にした他府県産地からの大量流入に併せ、大消費地に位置しているがゆえの安易な販売政策がわざわいし、さらには良質労働力の確保難、工場用地の入手難等、幾多のネックに癒着せざるを得なかった。
大阪家具工業組合の設立
そのため、中小企業近代化促進法制定により業種指定を受けたことを契機に昭和39年4月、大阪家具工業連合会を設立、次いで43年7月には民法による社団に改組、公益法人として業界の体質改善に努めた。降って昭和45年12月16日、第三次近代促進法施工に伴って団体組織法に準拠する現・大阪府家具工業組合を設立し、構造改善事業と本格的に取り組むことによりめざましい成果を挙げた。
大阪家具室内装備組合との組織一体化
爾来、業界の長期的な発展を展望した活路開拓調査事業をはじめ、大阪産業デザインコンテスト事業などを積極的に推進、また平成元年5月には永年の懸案であった大阪家具室内装備組合との組織一体化を実現し、府下唯一のメーカー団体として現組織設立40年の今日を迎えたものである。
平成29〜30年度 役員
理事長 | 中村 和秀 |
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副理事長 | 山谷 泰輔 杉本 晃一 千坂 武史 島田 博史 永井 重俊 |
専務理事 | 笹山 功 |
常務理事 | 西野 充 中村 弘 吉永 奨 田内 洋次 |
相談役理事 | 仁田 雄三 辻野 髟カ |
理事 | 北村 宗和 橋本 智 土藏 浩嗣 池田 禎治
森庵 充久 元田 重延 吉川 秀一 |
監事 | 片岡 宏之 梶原 伸介 |
相談役 | 山谷 吉良 増本 忠次 |